クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

2024年上半期ドラマ 魅力的だった女優は?

ドラマ

関連 :

河合優実

奈緒

當真あみ

■河合優実『不適切にもほどがある!』


河合優実
 2024年1月期にTBS系金曜ドラマで放送された本作。脚本・宮藤官九郎、演出・金子文紀、プロデューサー・磯山晶というゴールデントリオが、令和のコンプライアンスが厳しい時代に、昭和時代のハチャメチャさを取り入れ、現代を痛烈に風刺した作風は大きな反響を呼んだ。

 河合は、阿部サダヲ演じる昭和のスパルタ教師・小川市郎の娘・純子を演じている。純子は、昭和43年生まれ。聖子ちゃんカットにロングスカートという“スケバン”女子高生。喫煙や飲酒も行う、いわゆる不良娘で、父に対してもひどい言葉遣いをするが、一方で思いやりのある優しい性格という二面性が求められる難役だ。

 河合と言えば、『サマーフィルムにのって』や『愛なのに』『PLAN75』、現在上映中の『あんのこと』など映画界では、非常に高い評価を受けていた女優。演技力は疑う余地がないが、連続ドラマの舞台でも、ややデフォルメされたキャラクターで、リアリティが欠落してしまいそうなところを、絶妙な押し引きで「こんな子いるよね」というラインをしっかり演じている。

 「頼んで良かったと思ってもらいたい」と演じる役に対して、並々ならぬ決意で臨む河合。『不適切にもほどがある!』でも、ヤンチャと優しいという“記号的”になりがちなキャラクターに、人間味をしっかりと振りかけていた。また河合の声色も、昭和という時代にぴったりマッチしていたことも付け加えたい。(文:磯部正和)

3ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る